呼吸の大切さ

呼吸は人間の体にどんな影響があるか？

ゴルフで大きく息を吸って吐いては、時々していた
それはプレッシャーに打ちかつためにしていたことだ。

ヨガでもストレッチでも、一流アスリートの人たちも呼吸を
大切にしていることがわかった。

今更ではあるがストレッチの時に息を吐くと、筋肉が柔らかくなり
硬い体が柔らかくなる実感を知った。

呼吸法に意識をおくヨガは、女性にとって理想的な効果をもたらして
くれる。

 

呼吸は・・・・体の姿勢や血液の流れ、心にも影響をあたえているのです。

 

 

ゴルフと呼吸

トムワトソンは、最初のマスターズでタイトルを取った後で
「どう呼吸をすればいいかを身につけた結果、どう勝てば良いか
がわかってきた」と言っている。

ワトソンのこの言葉の裏には、彼がビックトーナメントの
プレッシャーからくるストレスと緊張に対する対処の難しさを
絶えず感じていたことがうかがえる。

 

トムワトソンは、もっと自分の感情をコントロールする必要を
感じていた。

彼はどちらかというと、いつも硬くなりがちなプレーヤー
だったので、思考や行動をもっと自分の思い通りにするために

上手にリラックスできる方法を見つける必要があった。

photo credit: www.golfdigest.com

 

トムワトソンな試行錯誤の結果、一見するとリラックスとは無縁に見える
呼吸をコントロールするといた方法でこの問題を解決したのです。

 

ストレスがかかった状態での肉体は意のままにならない

我々の肉体は、自分の意のままにならない生理的な現象が
数多く起こってくる。

例えばアドレナリンが体内からあふれ、力とエネルギーが
湧き上がってくる。

 

人間が猛獣に出くわせば、ハッと息が止まり、血が凍る
ような思いがし顔面そうはくなる。

そのとき毛細血管は収縮し、心臓はドキドキし口はカラカラに
渇く、瞳孔は狭まり、目に猛獣しか映らなくなる。

そして呼吸はいっそう速く、浅くなる。

酸素を心臓やその他の器官に送り込もうとして
起きる現象なのです。

このような現象のときに、繊細な筋肉をコントロールすることが
できなくなってしまう。

 

ゴルフで言えば、残り１ホールで優勝争いをしていて
自分より長いパットを入れられバーディーを取られたりすると

入れ返さない限り優勝はとうのく、パットの残った距離は2メートル
こんな状況だ。

「外したら、優勝できないかもしれない」不安がよぎる
自分では予想もしなかった、緊張状態に置かれる。

その影響を受けまいとしても中々難しい。

しかし、呼吸をコントロールできるようになると
体内のアドレナリンの分泌量を少なくして、心拍数を落とし

その結果、考え方まで良くなり行動全体をうまくコントロール
する感じをつかめるようになる。

 

大切なショットを打つ前や、神経質にならざるを
得ないような勝負どころのパットを打つ前に、深呼吸を
するプレーヤーは多くいる。

意識的「深呼吸をしたり」することで心臓のドキドキしたり
アドレナリンが過剰に分泌されることもなくリラックスできる
ようになるのです。

 

浅い呼吸が多くの筋肉に関わる

肺が膨らんだり、縮んだりすることで、空気が取り込まれ
二酸化炭素が排出される。
 

浅い呼吸は心にも影響する。
呼吸が浅いと、呼吸は早くなる。
呼吸が早いと、不安や緊張につながりやすい。

 

たとえどんなに体を鍛え上げていても、自分の心との繋がりがなければ
バランスは崩れる。

ストレスと向き合うために一番大切なのは心と体の繋がりを鍛えること。
姿勢を整え、呼吸を整え、自分の心の声を聞くことができる。

呼吸を整えることで、体内のバランスは整い血液の循環が良くなる。
自然と代謝機能がアップする。

 

集中するために（ゾーンに入る）

多くのスポーツ選手の行う深呼吸が意識してか、無意識なのかは
別にしても、その目的は一つです。

ゾーンに入っている時最高のプレーをするためには、体と心が
非常にデリケートなバランスを保っている必要がある。

練習場シングルといわれる人達、技術的には優れているのに
自分の精神面を上手くコントロールできずにプレーしてしまい

なぜか途中で大崩れしてスコアメイクできないという結果につながっている
ことが多い。

こんな時こそ深呼吸すると良い。

 

呼吸方法

浅い呼吸はダメです。

大きく鼻から吸って、１〜２秒息を止めてゆっくりと
安定させて鼻から長く息を吐き出します。

同時に息を吐きながら腕、胴体、足などの筋肉から
すべての緊張が抜けていくイメージを持ちます。

お家では寝る前に、少なくても5分ぐら、この呼吸を練習を
すると精神がリラックスでき、立っていた神経が無の状態になり
深い眠りにつくことができるでしょう。

この練習の目的は、呼吸コントロールによるリラックス効果を
うまく引き出すことにあります。

ヨガや禅、武芸、ストレッチ全てにおいて呼吸は体の
あらゆる所に作用して大切なことです。

 

ゴルフでの応用

スタートホールでティーショットを打つ前に、ボールの脇に
立って、やや深くそしてゆっくりとした深呼吸を行います。

 
緊張が体から抜けていくのを感じ取れるまで
行うと良いでしょう。

次にゆったりとした素振りを行いスムーズなスウィングを
心がけると良いでしょう。

もしどこかでミスショットをするようなことがあったら
ちょっと間をとて数回深呼吸します。

ゆっくりとボールに近づき、「次はナイスショットするぞ」と
言った強い気持ちを持ちます。

 

大切なパットを迎えたら・・・？

ボールに近づく前に、一度長くゆったりとした深呼吸をします。
そして手や腕から緊張感が取れていくのを感じまで続けます。

あらゆる状況で自分の呼吸のパターンを意識するように
すると良いでしょう。

そしていつもより早く呼吸をしている自分に気がついたら
すぐに普段の呼吸に戻すようにします。

呼吸が正常のパターンに戻るまでゆっくりと深呼吸します。

呼吸をゆっくり長くコントロールすることで、大抵うまく
リラックスでき落ち着いた心になれます。

逆に気乗りがせずに燃えてこない時は、気持ちを奮い立たせる
呼吸に変える必要があります。

フッフツといた短い呼吸をすることで集中力を呼び起こし
体と心に活気をよみがえらせます。