ウェッジは
ウェッジには色々なモデルがあって、ひとつのモデルのなかにもロフト角やバウンス角、バンスの形などの種類があります。
それだけに、どれを選べば、いいのか悩ましいクラブです。ウェッジでうまくピンに寄せられるかどうかで、スコアは大きく変わってきます。自分にあったモデルを選ぶとスコアアップが期待できます。
目次
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ウェッジ選び
ウェッジは、おもに100ヤード以内でのショットや、グリーン周りからのアプローチ、バンカーショットで使用するクラブです。
もともとウェッジはアイアンセットのなかに含まれて販売されていましたが・・・最近では多くのアイアンが5番〜PW(ピッチングウェッジ)までの6本セットになっています。
ですので、単品として販売されているウェッジを追加購入して使用するのが一般的になっています。
単品ウェッジを買う時チェックすべき所
購入する前に自分のPW(ピッチングウェッジ)のロフトを調べましょう。
ウェッジを見る時に最初に確認したいのは「ロフト角」です。どれくらい飛距離が出るのか、どれくらいボールが上がるのかを決める重要な要素です。
アイアンセットには、ほとんどの場合PW(ピッチングウェッジ)までがセットになっていますので、AW(アプローチウェッジ)、SW(サンドウェッジ)を単品ウェッジで2~3本を追加するのが普通です。
ウェッジ選びで本当に大切なのは・・・?
クラブセッティングのなかでの距離の打ち分けやすさと、バンカーショットでのボールの出しやすさです。それを踏まえたうえで、モデルとスペックを決めるのがスコア向上のためのウェッジ選びの秘訣です。
クラブのロフト角をチェック
たくさんあるロフトは、ロフトの間隔が均等になるように選びます。
まずは自分のクラブのPWのロフトを調べてから・・・追加するウェッジのロフトを選びます。
例えば自分のPWのロフトが「44度で2本ウェッジ」を追加するとしたらと、「50度と56度」を追加するとロフトの間隔が「6度」ずつに均等になるのでショットの時に距離感が合わせやすくなります。
僕は変則的です、PWが48度でしたのでAW(アプローチウェッジ)「53度」と「SW58度」にしました。それはアプローチショットを中心に打った所52度だと転がりすぎて寄りづらく53度が自分の振り幅とイメージした距離感がぴったりだったからです。
しかし53度のウェッジは出しているメーカーが少ないので当初タイトリストの52度を1度寝かせて53度で使用していましたが・・・その後自分専用を作っていただきました。
もちろんコースによって60度のロブウェッジに変えたりコースや、季節、夏と冬にはバンス角の違うものに変更することもあります。
バウンス角は自分のミスの傾向に合わせてチョイス
ロフトの次にチェックしてほしいのが「バウンス角」です。これは簡単に言うと、どれだけソールが出っ張っているかを表す数値です。
シャフトを垂直にした時リーディングウェッジからソールの出っ張りの量を示すのがバンス角です。
最近、クラブメーカーはさまざまなソール形状のウェッジを輩出するようになりました。これはプロゴルファーのニーズに合わせてクラブメーカーがウェッジを開発した結果です。
それぞれにボールを拾いやすい、フェースを開いて使いやすい、ソールの抜けがいいといった性能的な特徴を備えています。
バウンス角が大きいほどザックリのミスをしづらくなる
ウェッジは、PWよりも短い距離を打ち分けやすくするためのクラブです。
バンカーショットを打ちやすくするために使うクラブです。色々なモデルが用意されていますが、まずはバンカーショットが、やさしく打てるロフト角が大きいウェッジをチョイスしましょう。
次に、そのクラブとPWとの飛距離差を埋められるロフト角のウェッジを選ぶようにしましょう。
- バンス角は、一般的には、0度から8度ぐらいまでを、バウンスが少ないという意味でローバウンスと呼びます。
- 12度ぐらいから16度ぐらいまでをバウンスが多い、ハイバウンスと呼んでいます。
バウンスの効果は大きいほど地面に刺さりにくくなること。少々ダフっても滑ってくれて、ダフりのミスやヘッドが地面につきささるザックリが少なくなります。
大きくなり過ぎると、接地した時にソールが先に地面に当たってしまってトップのミスが出やすくなることもあります。
SW(サンドウェッジ)バンカーから脱出しやすいのはバンスが多めのほうが砂からの跳ね返りが多く初心者にはボールが出やすくなります。
バンスが少なくなる、ローバウンス(0〜8度)バウンス角の少ないローバウンスは地面に刺さりやすくはなるますが、そのぶんソールの張り出しがないので芝の薄いところや土のようなベアグラウンド等の裸地から直接打つような場面では、ボールを拾いやすくなります。
ロフト角とバウンス角の組み合わせで特性が変わる
最初に決めることはミスをなくすクラブか、色々な場面で使うクラブかに絞ることです。
タイガー・ウッズは色々使えるようにバンスは8度前後でしかもバンスの形を三ヶ月型にこだわり、フェースを開きやすくしていました。
やさしさ重視なら幅広ソール
注目したいのはソールの形状です。ソールが幅広く設計されているモデルのほうが、ダフリのミスをカバーしてくれて、バンカーからもボールを出しやすいです。
バンカーショットが苦手な人は・・・ヘッドが小ぶりでもバウンス角が大きいモデルを選ぶといいでしょう。
操作性を求めるなら多面ソール
プロが好んで使うウェッジの多くは、ソールが多面的に削られた形状になっています。プロは、ウェッジで球の高低を打ち分けたり、スピンの効き具合を調整したりしますが、多面ソールはそのときにウェッジのフェースを開いて使いやすく、ソールの抜けを向上するものとして機能します。
操作性のいい多面ソールは、ウェッジでいろんな打ち方をしてピンに寄せたい技巧派のゴルファーに向ています。
組み合わせの例
- バンカー専用 :ロフト58度 / バウンス14度
- フルショット専用 :ロフト56度以下 / バウンス12度
- ベアグラウンド専用:ロフト58度 / バウンス8度以下
バンカー専用は・・・?
バウンスを大きくすることで刺さりづらくしたほうが出しやすい組み合わせ。少しくらい手前から打っても、ボールの周りの砂ごと弾き飛ばしてくれるから脱出しやすくなります。
ロフトが大きめになっているのは球を上がりやすくするためです。
フルショット専用は・・・?
ウェッジで起こりやすい、ヘッドがボールの下を潜ってしまう「ダルマ落とし」を起こさないように
ロフトを少なめに、そしてダフった時のザックリ防止でバウンス角を多めにした組み合わせ。
ベアグラウンド専用は・・・?
芝がないようなところでもバウンスが邪魔にならないようにとにかくバウンスを減らして、フェースが直接ボールに当てやすいような組み合わせになっています。
ロフトの多いウェッジ(58度~60度)はこんな人におすすめ
- アドレスでハンドファーストの形が強い
- 球を上げてアプローチしたい
ロフトの少ないウェッジ(56度)はこんな人におすすめ
- フルショットで「ダルマ落とし」になって飛距離が出ない
- フェースを開いても違和感なく構えられる
バウンスの大きいウェッジ(12度~14度)はこんな人におすすめ
- アプローチのざっくりが多い
- バンカーが苦手
バウンスが小さいウェッジ(6度~8度)はこんな人におすすめ
- どんな状況からでもピンを狙いたい
- 悪いライからでもボールを上げたい
ウェッジは良いライから打つよりも悪いライから打つことの方が多いクラブです。
それだけにしっかり自分に合わせた正しい仕様のウェッジを持っておくと不安がなくなります。
バンスを利かす方法
バンスが少なめでもフェースを開くとバンス角が多めになりますので、バンスを使いたいときには少しフェースを開きます。その分ボールは高く上がりますので飛距離は落ちます。
詳しくはウェッジオススメメーカー
種類が豊富でロフト角とバンス角、バンス形状など多く揃っているのは、タイトリスト、クリーブランドキャロウェイ、テーラメイド、ピンPINGでしょう。
ゆいつ53度のロフト角を出していたのがフォーティーンでした。
- タイトリスト
- クリーブランド
- キャロウェイ
- テーラーメイド
- ピン PING
- ミズノ
- フォーティーン
- ブリジストン
ロフト角とバウンス角の組み合わせを上手く使って自分にピッタリのウェッジを見つけましょう。
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