ドライバーとアイアン平均飛距離と目安
ゴルフは飛距離を他人と比較するゲームではないが、しかし自分の飛距離は、平均的なのか、飛んでいる方なのか、それとも飛距離が足りないのか、やっぱりゴルファーなら誰もが気になります。
男性・女性別アマチュアの場合のドライバーからアイアンまでの平均飛距離を紹介します。また女子プロと男子アマの飛距離の差と、その理由についてもご考えてみたいと思います。
目次
スポンサーリンク
ドライバーからアイアンの平均飛距離一覧表
注意としては・・・?
ご自分の使用している、シャフトの種類や長さ、ロフト角もメーカーによって違います。その場合、当然飛距離も変わっりますので、この一覧表はあくまでも目安としてお考えください。
特にアイアンの場合はメーカーやモデルによっても飛距離は大きく変わってきます。しかし平均的なアイアンの飛距離の目安にはなります。
自分が、この平均より飛距離が出てないのであれば・・・アイアンをチェンジすることで平均飛距離を保つこともできます。
下記表は、アマチュアの場合の平均飛距離をデータにしたもので、最大飛距離ではありません。
ゴルフクラブ別平均飛距離(アマチュアの場合)
このこの表は、「あまり飛ばない・平均飛距離・ロングヒッター」となります。平均飛距離は、3つの中の「真ん中」になります。
最近は、3woodや4woodを抜いてフェアウェイウッドを5woodから入れる人が多くなりました。自分が正確に打てるクラブを、ご自身の好むゴルフのスタイルや、打ちやすいほうを選択すればOKです。
アイアンは番手ごとに細かく長さやロフトが異なっています。これはできる限り狙った位置にボールを近づけること、もしくはピンに近づけることが目的のためです。だからこそ、自分自身がどれを使うとどのくらいのヤードが出るのか、的確に把握しておく必要があります。
こちらの数値はキャリーです、ランは含で降りません。
クラブ | 男性 | 女性 | ||||
Driver | 200飛ばない | 230平均飛離 | 260ロングヒッタ | 150飛ばない | 157平均飛離 | 200ロンヒッタ |
3wood | 180 | 215 | 235 | 125 | 150 | 180 |
5wood | 170 | 195 | 210 | 105 | 135 | 170 |
2-iron | 170 | 195 | 210 | 105 | 135 | 170 |
3-iron | 160 | 180 | 200 | 100 | 125 | 160 |
4-iron | 150 | 170 | 185 | 90 | 120 | 150 |
5-iron | 140 | 160 | 170 | 80 | 110 | 140 |
6-iron | 130 | 150 | 160 | 70 | 100 | 130 |
7-iron | 120 | 140 | 150 | 65 | 90 | 12 |
8-iron | 110 | 130 | 140 | 60 | 80 | 110 |
9-iron | 95 | 115 | 130 | 55 | 70 | 95 |
PW | 80 | 105 | 120 | 50 | 60 | 80 |
SW | 60 | 80 | 100 | 40 | 50 | 60 |
参考資料 ゴルフ総合研究所HM
5Iから7Iが一般的にミドルアイアンと呼ばれるものです。方向性が安定しており、か狙った場所に確実にボールを運ぶために使用します。ピンポイントで狙うというよりは、一定の範囲内にボールを運ぶ、というイメージで使うのがベターなゴルフクラブです。
ユーティリティ
最近では3番、4番、5番アイアンは、ユーティリティに変わってきました。ユーティリティは重心が低くフェアウェイウッドよりも短いため、初心者ゴルファーでも比較的、当てやすくかつボールが飛びやすいことが特徴で多くのゴルファーが使用しています。
クラブ | 男性 | 女性 | ||||
3-UT | 190 | 200平均飛離 | 210 | 120 | 135平均飛離 | 150 |
4-UT | 170 | 180 | 190 | 110 | 125 | 140 |
5-UT | 160 | 170 | 180 | 100 | 110 | 130 |
6-UT | 150 | 160 | 170 | 90 | 100 | 120 |
ユーティリティは、もともとロングアイアンに代わるゴルフクラブとして開発されたものです。目安は男性ゴルファーの5UTで170ヤード、女性ゴルファーで110ヤード程度。4Iとほぼ同じようになります。
ユーティリティとアイアンやフェアウェイウッドで飛距離が重なる部分がありますが、これについてはご自身の好むゴルフのスタイルや、打ちやすいほうを選択すればOKです。
ショートアイアン
ロフト角もあり球も上がりやすく、ラフからの脱出などにも便利に使えます。初心者ゴルファーの方が最初に練習していくのがこのショートアイアンです。
ショートはピンの近くを狙って寄せたいときに使うもので。、自然に打球が上がるような作りになっていますので、無理に弾道を高くしようとゴルフスイングのバランスを崩さないようにすることが大切です。
一般男子のゴルファーの場合は8Iで130ヤード、9Iで120ヤードが目安になっていますが、スコアにも直結するためショートではどのくらい飛ばせるのか、詳しく知っておいたほうがいいでしょう。
ウェッジ
もっともロフト角があるもので、バンカーからの脱出やアプローチにも使用します。これらの場合はフルショットで何ヤード出せるかという把握も大切ですが、どのくらいのスイングをしたらどの程度飛ぶのかという、スイングの加減と飛距離の関係を知っておくことが最も重要です。
飛距離目安の注意点
クラブごとの飛距離はどのくらいか、イメージをまとめることはできましたか?ゴルフでは番手ごとにどのくらい飛ばせるかを知っておくことは、プレーを組み立てる上でもとても重要なことです。
ただ、注意点もあります。アイアンは、ゴルフメーカーごとに番手によるロフト角の違いがあります。同じ番手であってもロフト角が違っていたりすることもよくあります。
さらに最近は飛距離アップを目的として、ロフト角を立てた「ストロングロフト」のものが増えてきています。
遠くまで飛ばせることはゴルフで一定のメリットはありますが、ウェッジの場合などは番手が一つ違うことでロフト角が大幅に違ってくる場合、調整をするのが難しくなってしまいます。ゴルフメーカーが違う場合などは特に注意が必要です。
ヘッドスピードの平均値と飛距離の目安
次はドライバーの平均飛距離やヘッドスピードについて、また違ったデータをご紹介したいと思います。
ゴルファーのタイプ | ヘッドスピード | ドライバーの飛距離(目安) |
プロのハードヒッター | 48m/s以上 | 280ヤード前後 |
アマのハードヒッター及びプロ | 43-48m/s未満 | 240ヤード前後 |
一般ゴルファー | 38-43m/s未満 | 200ヤード前後 |
シニア及びやや非力なゴルファー | 33-38m/s未満 | 180ヤード前後 |
女性ゴルファー | 33m/s未満 | 150ヤード前後 |
先程のデータでは男性だと平均的な飛距離が230ヤードでしたが、こちらのデータだと200ヤード前後が平均的な、または一般的なゴルファーの飛距離というデータになっています。
プロとアマチュアのドライバーの飛距離の差
今度はデイブ・ペルツ(アメリカのコーチ。科学的なデータを駆使してトッププロやアマチュアを指導することで知られれる)が行った調査の結果です。
下記は米PGAツアーのプロ、ハンデ0、10、20、30のそれぞれのゴルファーのドライバーの平均飛距離とフェアウェイキープ率になります。
ゴルファー | ドライバーの平均飛距離 | フェアウェイキープ率 |
PGAツアープレーヤー | 289ヤード | 64% |
ハンディキャップ 0 | 245ヤード | 50% |
ハンディキャップ 10 | 218ヤード | 48% |
ハンディキャップ 20 | 173ヤード | 26% |
ハンディキャップ 30 | 173ヤード | 34% |
参考:Dave Pelz My New Research on DRIVING, GolfMagazine
このデータも最初の表に比べるとやはり現実的かなと、思います。
女子プロと男子アマの飛距離の差と3つの理由
女子プロと、同じようなヘッドスピードでも女子プロは250ヤード飛ばします。男子のアマチュアと女子プロのヘッドスピードの平均値というのは実はそんなに差がありません。
ある調査では女子プロのヘッドスピードの平均値が42.9m/sだったのに対して一般男性のアマチュアの平均ヘッドスピードは45m/sでした。
この数値はその時々で変わってくるかも知れませんが、女子プロと男子アマではそんなにヘッドスピードには差がないのだと思います。
男子アマの方がヘッドスピードは速いのに飛距離で負けているのはなぜでしょう。
アマチュアは軽めのドラーバーを使用している分ヘッドスピードは上がっているかもしれませんが・・・
飛距離はヘッドスピードだけではありません。
飛距離を出すためには・・・?
ドライバーで飛距離を出すためには・・・?
① バックスピン量
② 打ち出し角
③ ボールの初速
④ ヘッド重量
⑤ ミート率(ボールが当たる場所)
⑥ ヘッドスピード
と言ったことが関係します。
どれか1つだけが飛びぬけていてもダメです・・・
ですから、振れる範囲で重めのヘッド選ぶことが大切です。その際の目安としてはボールスピードが最速になるドライバーを選ぶということです。
またミート率を上げることも大切になります。
ヘッド スピード |
ボール初速 | 打ち出し角 | スピン (回転) |
キャリー | トータル 飛距離 |
|
女子プロ | 42.9 m/s | 62 m/s | 14度 | 2500 | 234.5y | 250.5y |
男子アマチュア | 45 m/s | 60.75 m/s | 12度 | 4000 | 218.1y | 229.7y |
女子プロは250ヤード飛ばしているのに対して、男子アマチュアは230ヤード弱。違いを見てみると、明らかな違いはバックスピンの量です。
バックスピンの量
女子プロは2500回転と理想的なのに対して、男子アマチュアは4000回転もあります。これではボールが吹け上がってしまい、飛びません。
もう一つの違いは打ち出し角。
女子プロの打ち出し角が14度であるのに対して、男子アマチュアは12度です。
ボールの初速ですが・・・?
男子アマチュアの方がヘッドスピードが速いのに、ボール初速で女子プロに負けています。でも、何故なのでしょうか?
これは恐らく、芯を外しているのだと思います。それがボールの初速の違いになって、それが結果的に飛距離の差になっているのでしょう。
ご自分のヘッドスピードと照らし合わせてみて・・・
例えば、ヘッドスピードの割には飛んでいない、ということもあるかも知れません。
まとめ
今回は、アマチュアの飛距離の目安、ゴルフクラブの種類やその役割について一通り、ご紹介をしてきました。
ゴルフは数百メートル先のカップを目指していくスポーツですので、自分の平均飛距離を知っておくことが非常に重要になります。
それをもとに自分のセッティングを調整し、あらかじめプランニングをしたうえで実際のラウンドに臨むことです。
そしてできるだけ、狙った場所にボールを運んでいくこと。それらを実践することがゴルフ上達、スコアアップへの近道になります。
ー スポンサード リンク ー