90台の壁
多くの90を切れないゴルファーはラウンドが終わったところで
いつも「部分的な反省」をしています。
90の壁を切ろうとする時、その壁の原因を考え
多くの人たちがこう考えます。
1、パターがもうちょっと入ってくれれば。
2、アプローチの練習が必要もっと必要。
3、100ヤード以内のショットの精度を上げなきゃ。
4、あのホールのティーショットのOBさえなければ・・・
5、飛距離が、もう少し伸びれば・・・
しかし90の壁を超えるのは別のところにあるのかも知れません。
目次
ラウンドを成功に導くための考え方 Think Box?
時々80台で回れる人は・・・ある程度スイングもできてきて
アプローチやパターも練習を積んできた人です。
どんなスポーツでも「心・技・体」が整うことで、力を発揮
できるわけですが、その心技体を鍛える順番は・・・
「体」→「技」→「心」と言われています。
上手になればなるほど「心」の部分も色々経験済み
ゴルファーは色々なことを考えながらスウィングしています。
考えることと打つことを混同してしまうのが
ミスの原因で、この2つをセパレートすることが
重要だと「ビジョン54」の本では言っております。
この「ビジョン54」は18ホールすべてバーディのスコアで
回ることを一つのビジョンにしています。
もちろんこのメソッドを象徴するのが数字なので
人それぞれの54があって良いわけです。
80台が目標何らば88でも85でもいいということです。
ラウンドを成功に導く3つのボックス
この「ビジョン54」の根幹を成すのは、シンク・ボックスの
概念です。
シンクボックスとは文字通り考える箱のこと
大きく分けて3つの箱で考えることを決めて置き
集中力を絞る方法です。
イラストクレジット:Golf Today
Think Box 打つ前の準備と決断を行う
Think=考える、打つ準備と決断をこのボックス内で
行う事です。
打つ前にはこの箱に入り、必要な準備を完璧に整え
ショットに集中できる状態をついくります。
シンクボックスに入ってからボールを打ち終わるまで
30秒以内で仕上げます。
このわずかな時間で打つ前の準備を完璧にすることは
無理ですので・・・
ボールのライや風のチェック、球筋の決定、クラブ選択は
このボックスに入る前にしておきます。
ボールを打つにあたって必要な事をすべて考えやりきること。
ターゲットに対してハザード(OB、バンカー、林、風、距離
ボールの状況・・・その他)思考に集中して決めます。
Play Box 何も考えずアクションする
Play=ボールを打つこと、シンクボックスで決断したことを
実行する箱がプレーボックスです。
個々に入ったらターゲットに対して打つだけに
集中します。
ここでは、ワッグルや素振り、もしくは女子プロのように少し跳ねる
などして体の緊張をほぐしリズム感を良くすることです。
大抵の場合、90の壁を超えるレベルでは・・・
この段階でも色々な不安から(ダフリ、トップ、シャンク、
スライスヒッカケ)などスウィングの悩みを直すために
考えてしまいがちです。
ここでは、せいぜい「スウィングリズム、テンポ」だけを
良くすることだけにしましょう。
あとは、ショットに集中しましょう。
Hero Box どんなときでもフィニッシュは
バランスよく立つ
打ち終わったあとのルーティーンがとても大事です。
ヒーローボックスでは、ミスを引きずらない事です。
打った後は次のショットに集中します。
例えば打ったあと、結果に関係なく数秒静止し、ミスしても
ネガティブな言葉は吐かないようにする。
事実を受け入れ平常心を維持する事でミスを引きずらない
効果が望めます。
考えることと打つこと2つをセパレートする事が
重要と言っております。
この事を知ると知らないとではゴルフのレベルに
大きな差が付きます。
参照:Golf Today 2018 / 4月号
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