パットが入る確率をパーセンテージで知る
アベレージゴルファーがグリーンオンしてから
2パットで、カップイン目指す人がほとんどです。
確実に2パットでカップインするためには、ファースト・パット
最初に打つパットの距離間が大切になります。
また2パットを目指すためにはパットで必要な距離、ボールを
思ったように打つ能力(距離感、方向性)グリーンを読む能力の
二つで決まる。
この中には経験も含まれます。
言うまでもなく、どんなに良いストロークをしても
グリーン(曲がり方とスピード)を 間違って読んでいては
良い結果に結びつきません。
正しくグリーンを読むことが出来ても、思うようにボールを
打てなければ パットは 入りません。
実際プロは2メーターの距離をどの位の確率で入れているのか?
また僕達アマチュアはどの位の確率で入っているのか?
正確に知ることで練習方法を変わるのではないでしょうか?
パットの入る確率
今やスポーツはタブレットを使ってバーレーボールにしても
テニスにしてもチームや個人のプレーヤーに対して何処を攻めると
良いかと言った数字(データー)によって戦略を
練って練習したり攻めたりしています。
ゴルフもグリーンの形状や1日目から最終日のピンの位置が切られた
データーや、このような距離とパットの入る確率を数値化して
戦う時代かも知れません。
アマチュアが2メートルのパットを入れる確率
アマチュアが2メートルのパットを入れる確率は20%以下です。
10%以下かも知れません。
しかし殆どの一般ゴルファーは2メートルのパットはもっと
入っていると思っています。
距離ごとのワンパット成功率では・・・?
1メートル以内で80%以下の確率です。
PGAでトッププレイヤーのパットの確率
PGAでトッププレイヤーの最高のデータを集めると「2メータのパット」を
81.5% の確率でカプインします。
これが100位のプロ(十分にシード権が取れる堂々たるPGAのツアープロ)は
58.6%しか決めていないのです。
さらに3.5m か 4m を越えると 20% 以下になります。
この差が優勝できるか100位に留まっているかの差になります。
トッププロは、2メートル以内を81.5%で決めていますが
100位のプロ(十分にシード権が取れるPGAのツアープロ)は
58.6%しか決めていないのです。
日本人が海外メジャーで、中々勝てないのは100ヤードを畳み、二畳に
のせる制度と、2メートルのパットを81.5%で入れる事ができない
この差、パーセンテージの違いかもしれません。
松山英樹がメジャーで1.8~2.1m の距離をよく外すのを
目にします。
メジャタイトルを取るためには2.1mのパターの確率を81.5%ぐらいに
持ってくる必要があります。
一般アマチュアはどうする?
このことから考えても2メートルのパットの練習に重点を置く
ひつようがある事が明白です。
特に一般アマチュアは1メートルのパットを確実に入れる練習を
もっとすべきです。
メジャーを取った多くのプロは練習グリーンでこの距離を
基本を確認するように練習している風景をよく見ます。
当然僕らもこの距離のワンパットの確率を上げる事で
スコアを良くすることになるでしょう。
グリーン面を細かく見てみる
実はグリーン面は平らに見えて凸凹なのです。
特に遅いスタートでは靴跡だらけです。
パットの練習はボールとパターの芯でヒットしボールに巡回転をかけて凸凹に
左右されない強さで打つ必要があります。
2メーターのパットの確率を上げるとどうなるか?
2mのパットが80%の確率で入るようになると、
アプローチで直径4メートルの円の中に寄せることで
ワンパット圏内になり、バーディーやパーが拾いやすくなります。
またファーストパットの2パット圏内に寄せる確率も
グーンと良くなります。
我々アマチュアであっても、2mのパットをどのくらい決めるか
によってスコアには非常に大きく影響してくる、という訳なのです。
PGAトッププロは凄まじいパット能力だといえます。
これが一般アマチュアですと20%も入らないと言えます。
しかし殆どの一般ゴルファーは2メートルのパットは
もっと入っていると思っている。
この確率はプロのトーナメントでグリーンの上体が良いことが
条件になってきます。
もちろん右傾斜だったり左傾斜の場合もあります。
プロはグリーンをキャディーと下調べをして読みますが
僕たちはグリーンを読むと言って限界があります。
ですから実際は、2メーターのパットの入る確率は
ものすごく低いことを認識してください。
これが僕ですと・・・?
1歩に(80センチ)寄せていれば85%はカップイン出来ます。
確率が、2歩(1m60センチ)ですと約50%、
3歩(2m40センチ)残すとカップインは20%弱になってしまいます。
これがアマチュアの多分、平均値ですから、2mのパットが
決まるかどうかでその日のスコア「今日は良いスコアが出た!」と
言ったことになるのでしょう。
そこの微妙な差が大きく打数には反映します。
ファースト・パットの重要性
ファースト・パットで 残った距離 |
3.5m | 2.0m | 1.0m | 50cm | カップの縁 |
2 パットで 決まる確率 | 20% | 50% | 80% | 95% | 0% |
3 パット以上になる確率 | 80% | 50% | 20% | 5% | 0% |
ファースト・パットで残った距離を入れる確率、2メートルを50%ですから
結構難しく上級者になります。
3パットの確率を見てみると、初心者に多く見られます。
これも経験や傾斜の読み、などあり得る範囲です。
こう考えるとファーストパットをいい加減に考えている人と
パットの確率を知ってパットを行っている人では、大きな違いになることでしょう。
ファースト・パットで カップを 2m 以上オーバーしたり、ショートすると
次のパットが入る確率は、シード選手で58.6%ですから、僕らは50%以下に
なり、ほとんど入らないともいえます。
最初のパットで カップのそば50cm 以内にボールを止めることが
できれば、そのパットを外すことは殆どなくなるのです。
3パットする確率
3-put Avoidance (3パットする確率)
下記の表は3パットする確率になります。
パット距離 | 1確率 | 100確率 理論値 |
1.5~3.0m | 0 0.46 % | |
3.0~4.5m | 0 0.97% | 0.6%(未満) |
4.5~6.0m | 0 1.47% | 0.7% |
6.0~7.5m | 0 2.50% | 1.0% |
7.5m以上 | 3.80% | 9.71% |
13m以上では | 約4%以上 | 10%以上 |
3メートル以内で3パットする確率は 0.6 %ですので、無いわけでは
ありません傾斜によってはあります。
これが7メートルになると約9.71%(約1割)の人が、100の確率で
3パットすることになります。
2メートルの練習は?
2メートルの練習は43センチオーバーするぐらい
強めに打つ練習をしてください。
もう一つはパタの芯で打つこと、このことに集中することです。
パターの芯で打ったボールはボールの巡回転がかかり芝の影響を
受けにくいのです。
パットを科学した「パッティングの科学」が色々実験して
一番パットが入る強さが43センチオーバーと言っております。
その根拠としてグリーン面は足跡などで凸凹している事と
カップ周りをみんなが、カップイン時、ボールを取り出すときに
踏まれてドーナツ型に、盛り上がってしまうと言っております。
カップ周り30センチは、ドーナツ型に盛り上がっているのです。
トッププロの試合を見ているとわかりますが、ショートパットは
壁にぶつけるように、強めに打っています。
これ以上強く打つとカップの周りを回って蹴られた場合
次のパットが入らなくなる確率が多くなるという。
多少のグリーン・カップの盛り上がりや、芝の影響を受けない強さが
入る確率を上げてくれます。
カップギリギリに届く強さでは、入りません。
43センチオーバの強さで打つと、ギリギリに入る強さの2倍以上
カップインする確率が上がったとデータが示している。
プロでもカップギリギリに届くようなスピードで打ってくる人は
カップの縁に止まり入らないケースが多いです。
ましてアマチュアはパターの芯からずれるミスが多く、ずれると
その分ボールの回転が弱まりショートしたり、曲がったりします。
ジョーダン・スピースのパット練習動画
(Jordan Spieth – Putting Drill)
ジョーダン・スピースのパット練習動画です。
やはり2メートルぐらいの距離を入念に練習しています。
ご自分のパターの確率を、2メートルを何回入れたか?
1メートルを何%入れたかを出して見て練習に取り入れると
良いのではないでしょうか?
この距離を入れる確率が上がると、アプローチショットの
よせが楽になりショットも良くなると思います。
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