アイアンの選び方
アイアン選びで困るのは、どれが自分に合ってるアイアンか?
またどれを選んだら良いかわからないことです。
ある程度打てるようになったら、自分にあったアイアンを選ぶと
スコアが、がぜん違ってきます。
目次
自分に合ったアイアンとは?
自分にあったアイアンて、一体どのようなものでしょうか?
身近な人に合ったアイアンでも、自分に合うとは限りません。
自分がアイアンで打つた時に、何を悩んでいるか、また何を求めるかが
わかればさほど難しくありません。
アイアンに何を求めるか?
アイアンは簡単に買い換える、ものではないだけに、アイアンのこと知った上で
選びたいものです。
本来アイアンは狙った所に、飛距離を毎回正確に打ち分ける、べき道具です。
そこで、もう少し飛距離が欲しいとか、他のクラブとの距離感が合わなくなった
と言ったことがあります。
また体力的にもう少し、軽いものをと言ったことでしょうか?
自分にあっているアイアンとは?
スコアに直結して、正確に距離を打ち分けることができないと、
合っているとは言えません。
上では、アイアンに何を求めるかを書き出しました。
アイアン選びのポイント
上記の事を踏まえてアイアン選びの7つのポイントを知りましょう。
アイアンの形や機能
アイアンの形には大きく分けて3種類あります。
マッスルバックアイアン
以前からある形です。フラットバック、コンベンショナル、アイアンと呼ばれています。
このタイップは、プロが良く使用しています。
芯が狭く難しいイメージがあります。
しかし今はマッスルバックでも、スイートスポットが少し広くなり
以前よりは軽量化され、優しくなりました。
よく練習する人に取っては、芯にボールがあたっているかどうかが、ハッキリ解り
良いと思いますが、練習があまりできない人に取っては難しいです。
利点はヘッドが小さく洋芝でもヘッドの抜けや、打感そして、操作性は良いと思います。
フックをかけたり、フェードと、ヘッドを自在に、球筋を操りたい人には向いています。
また所有しているだけで、上手になったような気分になるアイアンです。
僕もタイトリストの名器と言われた「titleist forged 690mb」使ったことも
ありますが、練習量が少ない人には向いていません。
しかし練習場に行くと声をかけられます。「必ず良いクラブですね!」と・・・
キャビティーアイアン
最近、最も進化したアイアンです。重量配分を変える事でヘッドの大型かに
成功しスイートスポットを広くできました。
ミスに強く万人向けのアイアンです。
中空アイアン
中空アイアンは以前、厚みがありましたが、最近は厚みも改善され
今は厚みの違和感は無くなりました。
中にはマッスルバックのような薄いものまで出ています。
特徴は、上下のミスにも強く弾道も安定することです。
僕自身も今はこのタイプにしています。
ライ角について
ライ角はアイアンを選ぶ上で、とても重要なポイントになります。
ウエッジの選び方でも、お話しましたが、ショートアイアンほど
海外製品の場合、身長のせいもあり、ライ角がアップライトになって
います。ですから僕は必ず、自分のライ角に合わせます。
自分に合わないライ角を選んでしまうと、良いスイングしても、
真っ直ぐ飛ばないと言った事が起こります。
日本のメーカーの場合、日本人の平均身長に合わせてライ角ができていますので
ある程度マシですが、その中でも6番アイアンや、その他のクラブは
思った所にボールが打てるのに、8番アイアンだけが、変な方向に行く
と言った事が出てきた時は、ライ角を調整して下さい。
シングルクラスになると、購入後、練習場で、ひと通り打った後に
ライ角を全て、測り、調整する人は多くいます。
ライ角の選び方
正しいライ角の場合、アドレスでソウルした際に、トゥー側が少し浮くのが
自分にあったライ角です。
目安としては、構えた特に、トゥーの先に10円ダマが入るぐらいの隙間が開く
ライ角が理想とされています。
ソールが全部きれいに付いてしまうと、ダウンスイングに入って
インパクト時にトゥーダウン現象と言う、力がヘッド側に起こり、
遠心力によって少しヘッドのトゥーが下がります。
その為アドレスの時、トゥーが少し浮いてるライ角が自分にあったライ角になります。
ライ角調整は基本的には軟鉄素材のものでしたら、調整可能です。
PINGが出してたようなベリリューム・カッパーと言った素材はできません。
しかし以前からPINGは自分に合ったライ角が選べるよう身長に合わせたライ角を
販売していました。
PINGはキャビティーのアイアンの元祖のアイアンです。
ロブウェッジのソールの削り方にしても、全て元祖です。スゴイ革新的な
アイアインでした。
アイアンの重さについて
アイアンが重すぎるとクラブが振れないばかりでなく、ゴルフの中盤以降
疲れて、スコアを乱すことにもなりかねません。
重量は、ボールに大きなエネルギーを与えたい場合、重いほうが適しています。
また軽いアイアンは、楽な分、トップしたり、飛ばなかったりと、
ミスが出来やすくなります。
ドライバーの重さから又は、4番、5番ウッドからの流れを考えて選ぶか
一連の流れに沿って選ぶ方法も良い方法です。
僕自身は、ゴルフの後半疲れない程度の、重めのアイアンを使用しています。
少し重い方が、体の硬い人にもタイミングが合わせやすく、芝の抵抗も
アイアンの重さのエネルギーで抜けが良くなります。
以前はアイアンの重さは、数の中から選ぶことができませんでしたが、
いまは多くの中から選ぶことが可能になりました。
重さは選びは?
アイアンの重さは、シャフトの選び方で、重さを選ぶことができます。
カーボンシャフトか?
スチールシャフトか?
決めます。
もちろん、カーボンシャフトの方が軽いです。
しかし最近はスチールシャフトも、重さで選ぶことが出来るようになりました。
アイアンは、飛ばすことだけ考えるクラブではありません。
あくまでも正確に飛距離を打ち分ける事が、大切なクラブです。
こういった事を総合的に考えると、自分が振れる範囲で少し重かな〜と
思うぐらいのアイアンが一つの目安になります。
シャフト選び
アイアンの重さ選びのところでも、お話したように、重さと最も関係するのが
シャフト選びになります。
シャフトには?
があります。
肩や肘を痛めないと言われ、カーボンシャフト全盛の時がありました。
もちろん、僕もカーボンシャフトを使いました。
しかし、いつしかスチールシャフトが復活し、ダイナミックゴールドや、NSプロなど
が人気になり、現在ではプロの多くがスチールシャフトを使用しています。
カーボンシャフトは、地面のかみ具合いで、時にとてつもなく飛距離が出てしまったり
飛距離にバラつきが出ることがあります。
スチールシャフトは、ねじれも、たわみも安定していて、飛距離にバラつきが
出にくいのが、プロも信頼して使用しているのではないかと思います。
アイアンには安定感が必要なだけに、しばらくはこの状態が続くのではないでしょうか。
僕は、今はスチールシャフト(ダイナミックゴールドs300)にしています。
スチールシャフトにフレックスというのがあります。「X100」や「S200」や
「S300」といった表示があります。
これが「硬さ」と「重さ」を表しシャフトの「曲がり」「柔軟性」を指します。
つまりフレックスとは「しなり具合」を表しています。
硬い順に「X」「S」「R」となり、Xが一番硬いシャフトでRが一番柔らかい
シャフトということです。
次に、「100」や「200」というのが重さに当たります。
これをサブフレックスと言います。
カーボンシャフト・・・・・・ヘッドスピードが遅い人向けといわれていました
しかし今は、スチールシャフトでも、軽めの『NSプロ』とか、
『ダイナミックゴールド』でも重さを選べるようになってきました。
カーボンシャフトも重めの、カーボンシャフトも出てきました。
アイアンは、シャフトの選び方で、重さと関係しますので、シャフト選びは
重要です。
シャフト選びの注意
軽いシャフトは、アイアンの総重量が軽くなりますので、始めは
ヘッドスピードも上がり飛距離も出るように感じますが、
すぐ体がなれてしまい、元に戻ってしまいます。
軽いが為に、小手先で操作してしまい、手打ちのスイングが身につき、
安定しなくなりやすいので注意しましょう。
アイアン選びは「振れる範囲内で重いアイアン」が鉄則です。
アイアンのヘッド大きさ
アイアンを選ぶときにヘッドの、大きさが重要なポイントの一つになります。
大きいヘッドか・・・小さいヘッドか?
大きいヘッドは?
スイートスポットが大きくなりミスに強くなります。
大きいヘッドは、感性モーメントが大きく関係し、慣性モーメントとは
簡単に説明するとヘッドがその動きを保とうとする力の事を言います。
大型ヘッドの場合、慣性モーメントが大きくなり、スイートスポットが広く、
操作性は悪いのですが、方向性は安定します。
あまり練習できない人に取っては、また上級者に取っても好まれる、万人向け
クラブといえます。
小さなヘッド?
小さなヘッドは、スイートスポットは小さいですが、また慣性モーメントも小さく
大型ヘッドにくらべ、その分操作性が、よくなります。
またラフ(芝)からの抜けもよく、ドローやフェードなど打ち分けしやすくなります。
練習量が多い上級者向けのクラブと言えます。
今、クラブは大型化していますが、あまり大きくなく、芝の抜けが良い
スイートスポットの広いアイアンが出てきました。
大型の中からも、打ち合わけ可能なクラブもありますので、やはり大型がお薦め
です。
ソールの広さ
幅広ソールのアイアンは初心者に取って、優しくミスにも強いと言えます。
幅広ソールの利点
ソールが幅広になることで、ヘッドの下部に重心を持って行きやすくなり
重心の位置(重心深度)も後ろに下がるのです。
このことによって、ボールが上がりやすく、ミスに強くなります。
多少芯を外してもボールは飛んでいってくれます。
ソールが広くなることで、芝の上を滑りやすくなり、多少ダッフても、
ソールが滑りボールをとらえることができます。
ですから優しさを求めるのであれば、幅広のソールが向いていると言えます。
幅広のソールの弱点は?
ヘッドの操作性は悪くなります。
ある程度技術のある人にとっては、操作性を重視して幅広は、そこそこの広さに
したほうが良いと言えます。
アイアンネックの形状
アイアンには、ネックの形状が2種類あります。
ストレートネックとグースネックどちらが良いかと言う事になりますが、
機能の違いについて知った上で選ぶと良いと思います。
ストレートネック
ストレートネックは、ドローや、フェードと言った打ち分けしやすい、ネック形状と
言えます。
またシャフトの延長線上にヘッドのリーデイングエッジあるため、ボールに対して
ダイレクトにヒットしやすく感じると思います。
操作性が良いクラブと言えます。
グースネック
グースネックは構えた時に、シャフトの延長線上より後ろに、
ヘッドのリーデイングエッジがきます。
その為、振り遅れてしまう人や、ボールの、つかまりが悪い人、スライサーの人には
使い勝手が良いクラブになります。
又シャンクなどが出る人には、お薦めなネック形状と言えます。
グースネックの弱点は
唯一弱点は、フェースが開きにくくなりドローやフェードと言った操作性が、
悪くなるといったことです。
ボールを打ち分けたい人にとっては、ストレートネックがあっていると言えます。
選び方
グースネックの相性が良い人
- 捕まりが悪い
- シャンクが出る
- スライスが出る
ストレートネックの相性が良い人
- ドロー、フェードを打ち分けたい
- ヘッドの操作性にこだわりたい
といったような事が言えます。
アイアンもゴルフが、うまくなるに連れこのような選び方や、
調整をすることで、もう一段上のステージに行くことができます。
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