ゴルフ初心者上達案内

意外と知らないラフの打ち方、夏場のゴルフ、ラフでの対処法

夏場のゴルフ、ラフでの対処法

夏場のゴルフで厄介なのがラフに入ったボールです。

 

特に大変なのが洋芝です。短く見えても粘っこくクラブに絡みついて
ボールが飛びません。

 

太くて長い芝が密集するラフに沈んだボールは打ち方を知らないと
どうにもなりません。
 
スクリーンショット 2018 08 10 20 12 54
photo credit: GAHAG
 
プロは、クラブとボールの間に芝が入り「フライヤー」で飛びすぎた
と言った事をよく聞きますが・・・

 

アマチュアはフライヤーどころか、ボールが出なくて
ラフからラフを渡り歩いて・・・結局大叩きしてしまいます。
 


 

ラフでの打ち方

ラフからできるだけ飛距離を失わないためにどのように打つか?

「ラフからの打ち方」「グリップの握り方」「ラフ」からの使える番手に
ついて考えていきます。
 

アマチュアは意外とラフの打ち方を知りません。
 

それでも日本のコースに多い、高麗芝のラフはボールが浮くので
むしろ打ちやすいという場合もありますがボールが深く沈んでしまうと
ボールが全く飛ばないということもあります。

 

夏のラフは、芝の長さやボールの埋まり方などによって、飛んだり飛ばなかったり
どんな球が出るのかが分からなくて、判断が難しいです。
 

 

判断の仕方、ボールの前後の芝を3点チェック。

ボールの手前の芝・・・ヘッド速度が落ちます。
 

ボールの手前側の芝が、長くて密度が濃いほど芝の抵抗が大きく、ヘッドがボールに到達するまでにヘッドスピードが
低下してしまい飛距離が出ません、逆目も同じです。

 
フェースとボールの間の芝・・・スピンを減らす。
 

インパクトでフェースとボールの間に挟まる芝の量が多いほどバックスピン量が減って球が止まりにくくなる。
初速が足りない場合はドロップにもつながる。

 
ボールの先の芝・・・飛びの邪魔をする。

ボールの先の芝が長かったり密集していると、インパクト後に飛び出すボールの邪魔をする。
打ち出し角度が低いほど大きく影響を受けてチョロの危険性も増す。

 

 

 

クラブヘッドの入射角

ラフからのショットは飛距離が落ちたり、上手くボールが
打てなかったりすることがよくあります。

 

その原因はクラブの入射角に原因があることが多いいです。
普段はこんな感じで、ボールを横から払い打つような入射角になっています。

 

 

なぜラフからうまく打てないのでしょう。

 

ラフからは・・・このように払い打つようにすると、クラブフェースとボールの間に芝が沢山入って、芝がクッションになってボールに力が伝わりにくく飛びません。

 

長い芝に絡まれてクラブがボールに到達しにくいからです。

 

また芝の抵抗に負けてクラブフェースが開いたり、閉じたりしてしまいます。
芝がネックに、絡まってフェースが返ってしまうと、飛んでもない方に行きしかも飛びません。

 

それらは・・・ゴルフスウィングの軌道、入射角を変えるこが必要です。

 


 

具体的には、緩やかなダウンブローに打つというよりも、もう少し上からクラブヘッドを落とすようなイメージでダウンブローに打ちます。

 

そうすることでクラブフェースとボールとの間に入る芝を最小限に抑えることができます。
 

アプローチではボールとクラブフェースの間に芝が挟まってバックスピンがかからず転がり過ぎてしまうこともあります。
 

このように、予測がつかないのがラフの難しさといえるでしょう。
 

 

ラフの抵抗に負けないように少し強めにグリップ

よく言われているのがクラブをグリップする時はあまり強く握らないことと言われています。
力を入れてしまうとクラブを思うように振れないからです。

 

しかしラフからのショットの場合、話は少し変わります。

 

ラフの中にあるボールを打とうとするとフェースやシャフトに芝が絡みついてしまい、その抵抗でフェースが思わぬ方向に回転してしまいます。

 

ですから特に深く強いラフからショットを打つ際には、ラフの抵抗に負けないようにグリップを強く握り必要があります。

 

 

ラフの状況による番手の選び方

ラフと言ってもボールの置かれている状況によっても
打ち方や番手の選び方が変わります。
 

 

ボールが浮いている

ボールが浮いている場合は・・・・
比較的カンタンに打てるかと思います。
芝の抵抗もほとんどありませんので飛距離も落ちません。

 

しかしヘッドスピードの早い人はフライヤーが出る場合があります。
このライの場合は、通常の番手でOKです。

 

距離がある場合など・・・逆にフェアウェイウッドの方がボールの下に潜り込む心配がなく打ちやすい場合もあります。
 

 

ボールが半分沈んでいる

ボールが半分沈んでいる場合など・・・
番手を1つもしくは2つ番手を上げて打ちます。

 

例: いつも9番アイアンで打つとしたら8番もしくは7番アイアンで打ちます。

 

しかし失敗しないためには・・・?
7番アイアンまでが限でしょう。
 

 

ボールが深く沈んでいる

ボールが隠れるほど沈んでいる場合は・・・ラフから出すことを最優先にします。
クラブは9番アイアンやピッチングウェッジを使います。

 

ちなみに・・・ラフの深さで有名な全米オープンで2勝を上げているアーニー・エルスは、ボールが深く沈んでいるラフからは7番アイアンまでしか持たないとトップ プロでも言っております。
 

 

逆目のラフ

順目と逆目では・・・?
芝の向きが打つ方向と逆に向いている場合、逆目と言います。

 

この逆目の場合は、抵抗も大きくなり距離も出ませんのでロフト角が大きめのクラブ、ピッチングウェッジもしくはサンドウェッジを持ちます。

 

順目の場合は、逆目より打ちやすく距離も出やすいので
その辺を考慮に入れてクラブ選択します。
 

 

ラフからの脱出方法

一番はラフに入れないことですが、もちろんボールがラフに行ってしまうことは必ずあるので、何とかしなければなりません。

 

まずラフに入ったら、なるべくロフトのある番手、たとえば9番アイアンや
ウェッジで脱出を優先させるのが賢明です。

 

ピンまで200ヤードあったとしても、50ヤード打っていったんフェアウェイに出しましょう。それが一番の大叩きを防ぐ方法です。

 

100を切るか切らないかのレベルの人は、特に飛距離を出したいと思い
ウェッジなど持つ気になれず、結局ミスを重ねます。

 

林の中で何処にも出すことができず、横に出すだけと言いた状況を思い出し「急がば回れ」でフェアーウェイに戻すことが功を奏すはずです。

 

ある程度のプレー経験が、あるレベルになると物理的に可能な場合にはグリーンを狙っていく事になりますが
そのときに大事なのが、まず芝に負けないようにグリップをしっかり握っておくことです。

 

グリップを緩く握っていると、フェースが開いたり返ったりしやすくなりますので特に左手のグリップをしっかりと握っておくことです。

 

それから、なるべく芝の抵抗を受けないようダウンブローに打ち込むこと、また使用クラブは、せいぜい7番アイアンまで、しかもフェースを少し開いて構えます。

 

洋芝だと必ず芝に絡れてフェースが返りやすくなります。また狙い目も少し右目を狙います。
普段すくい打っている人はラフだと全く打てなくなってしまうのは、このためです。

 

高麗芝のフェアウェイはボールが浮いているので、すくい打てますがボールがラフで沈んでいるとクラブの刃で芝を起こしてしまって、力が伝わりません。

 

また軌道がインサイドアウトでフックが、きつい人も、芝の抵抗をまともに受けるので
ラフが苦手な人が多いといえます。

 

逆にクラブを上から鋭角に入れるフェードヒッターは比較的楽かも知れません。
それこそがラフの打ち方のお手本かもしれません。
 

 

ラフからフェード・スライスを打つようにする

ツアープロがラフからスライスをかけてグリーンに乗せてくるシーンをよく見るのは、少しフェースを開いてフェード打ちをしているののでしょう。

 

逆目だったりしたらまずボールは飛びません、順目でもクラブを振り抜く方向と芝の向きが違うとうまくクラブが入っていきません。

 

まずは状況判断を良くして、ボールを飛ばせるか飛ばせないかの判断をし飛ばせないならウェッジで脱出します。

 

飛ばせるなら芝の向きに逆らわずにクラブを振り抜くことが大事です。
ラフからフェードボールまたはスライスを打つことは場合によってとても有効な方法です。

 

クラブフェースを開きヒール側から、鋭角に入れ、カットに打つことで芝の抵抗を減らすことができます。
グリップはしっかりと握っておきます。

 

スクリーンショット 2018 08 10 19 59 59
 

ボールを通常のショットのように払い打つのではなくやや上からヘッドを入れて行くことです。

 

日本の芝では、ウッドでラフから脱出、出来るとか宣伝していますが・・・
できるだけロフトが多めのユーティリティーでフェースを開き鋭角に入れるような気持ちで打つます。

 

打てるかどうかの目安は・・・?
ボールが浮いていて、ヘッドをソールした時にウッドのヘッドよりも
ボールが上に出ていればユーティリティーを使っも良いでしょう。
 

スクリーンショット 2018 08 10 19 48 58
 

もしそれで失敗したら、その日は短いクラブで試してみてください、その内に、この状態のラフだったら7番アイアンまで脱出可能とか判断できるようになります。
 

 

ラフからの脱出動画

長いラフからの脱出方法
OW TO HIT YOUR GOLF BALL OUT OF THICK ROUGH!


 
ラフからのピッチ ショットの脱出方法
Chipping From Deep Rough Golf Lesson


 

 

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