あなたのクラブは調和がとれているか?
ある程度練習して、100切りができるようになってきてら一度あなたのクラブ全体のハーモーニー(調和)がとれているか調べてみる価値があります。
クラブ調和の重要性は・・・?
クラブに自分のスイングを合わせるのでなく、自分のスイングにクラブを合わせることが重要なのです。
使用するクラブ、例えばウッドセットとアイアンセッツト、また アイアンセットの各番手すべてを調和させることです。「調和とは各番手のクラブのシャフトの硬さ、バランス、総重量を調和させることです」
プロはもちろん全クラブ調和をメーカー協力の下でとっています。決してこのクラブはこう扱うなどと調整していません。
目次
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クラブの調和
コースでのラウンドで、ドラーバーの調子は良いのだが・・・グリーンセンターを狙った8番アイアンがどうも調子が良くない。
フェアウェイウッドが左右にブレて思わずトラブルになるなどしてスコアーを乱す事はありませんか。
また、ドライバーのミスショットをアイアンが調子良くリカバリーショットのお陰で、スコアーを大きく崩さづに済んだなど経験したことはありませんか?
これはあなたの、スウィングが悪いのではなく「クラブの調和が取れていない可能性があります。クラブの調和が出来ていないクラブであれば、誰が打ても同じミスが起こります。スイングが完成すればするほど、クラブの調和の原因の影響を受けやすくなります。
調和の悪いクラブは、自分のスイングが悪いと決めつけ、スイングの矯正をすれば、合わないクラブのリズムに体が慣れ、さらにスイングのリズムを壊してしまいます。
フィッティングの重要性と全体の調和
クラブフィッティングと言うと、ライ角や、スライスやフックなどの悩みを解決しようと、フックフェースなどと考えがちですが・・・?
それは最低限のクラブの選び方です。
クラブフィッティングとは?
ゴルファー:技術・体力・体格
クラブ: 14本のクラブセッティング 相性を探ることです。
シングル入りしようと思ったらもっと大切なクラブ全体のハーモニー(調和)が大切になります。
ウッドセットとアイアンセット、、ウッドセットの各番手クラブ、さらに、アイアンセットの各番手のクラブが、調和が取れていないならば、これはクラブが原因でミスショットをしていると思われます。
特に、納得のいくショットを打ったにもかかわらず、結果が伴わない場合はクラブの影響と考えて下さい。
クラブ調和をすべき5つの理由
クラブ全体の調和を考えることで何が良くなるのでしょう。
- 飛距離が伸びる
- 方向性がよくなる
- 再現性がよくなる
- スコアが安定する
- ミスした時に自分のミスと自信を持って言える
確実にこの5つのことは言えます。
ほとんどの人が、「まだ技術が未熟だから・・・」と考え、練習に励んでいますが、あなたの技量が未熟とは限りません。
自分のスイング技術が悪いと決めつけてスイングの矯正をすれば、さらにスイングのリズムを壊してしまいます。
他の、番手で納得いくショットが打てているのに、違う番手でショットしたら結果が伴わない場合はクラブの影響と考えて下さい。
プロゴルファーは、全てのクラブを調和させたクラブを使用している事知っていますよね・・・
同じメーカーのアイアンにしても、8番アイアンが少しイメージと違う方向に飛んでいく「その場で調節する場合」と同じメーカーの同じアイアンの8番アイアンだけを何本も揃え、テストし、他の番手との調和が取れる8番アイアンを選びます。
同じメーカがセットとして出していても、「微妙に違いが」あるのです。
タイガーがパターを決める際に同じメーカーの同じタイプを何本も用意させ、その中から決めた話は有名です。
僕ら技術に未熟なアマチュアゴルファーは調和されていないクラブを使用しているのが現状です。自分に合ったクラブセットを見つけた人だけがますますゴルフ上達し片手シングルの仲間になっていくのです。
ハンディーキャップ、5以下の人でクラブの調和が取れるように調整していない人は、いないと言えるでしょう。ですから正確なショットが打てるのです。
クラブ調和の方法
フィッティング(調和)が合ってい無いなくてもメガネや入れ歯のように、それほど違和感なく使えてしまうのが問題なのです。
ある程度上達したら・・・クラブのハーモニー(調和)を測ったほうが良いでしょう。
アイアンの番手ごとの距離感やボールの左右のブレなどもちろん全体の流れでの、重さや、ヘッドバランス、シャフト、重心深度重心距離など調べます。
例えばドライバーとフェアウェイウッドの重心距離が大きく違いすぎるとスウィングの感覚が変わります。
ドラーバー〜フェアウェイウッド(ユーティリティ)アイアン4番〜Pチングウェッジそしてアプローチウェッジ〜サンドウェッジこれら全てが調和が、とれてないとスウィングはできているのにミスが起き、スウィングをミスしたと考えてしまいます。
クラブの機能がバラバラでは、正しいスイングを作ることはできません。コースで使用すれば、目標のスコアーにはいつまでたっても達成できずストレスの溜まるラウンドを続けることになってしまいます。
自分のスウイングリズムに一致するクラブで統一することはとても大切で、スコア―メイクにはクラブ全体のハーモナイズは必須の条件になるのです。
クラブセット、各番手クラブがハーモナイズさせるには、各クラブの総重量とシャフトのCpmをきちんと管理すれば、調和された完成度の高いやさしいクラブになるのです。
クラブ調和で大切なこと
自分のクラブセットの中で、まず「得意なクラブ」を選び出します。
例えば、5番アイアンが得意・・・5番アイアンで打つとイメージ通りに飛びキャリーもいつも同じに打てるとすると「5番アイアンを」選びます。
そのアイアンのシャフトの、振動数を測り・・・ドライバーのシャフトの振動数を割り出します。
- 得意クラブ5アイアン: 長さ 38インチ 振動数 305(cpmは振動数のこと)
クラブ重量 360g
得意番手の「絶対硬度 G」を算出します。長さ38インチ × 305(振動数cpm)=「11590(G)」が絶対硬度になります。
求める値をドライバー 長さが45インチとすると・・・?
「 絶対強度=11590(G)」÷45インチ=257(振動数 cpm)、求めた値は 45インチ 257(振動数 cpm) になります。
得意番手と同じフィーリンでスウイング出来るドライバーは?最適クラブのドライバー
- 長さ : 45インチ 257(cpm) 絶対強度11590
- 重さ : 310g±3
と言うことになります。
このように「絶対強度(G)」を揃えると、5番アイアンと同じフィーリングで、スイング中、シャフトの最下点の位置が、ドライバーと5アイアンで同じになりドライバーのフィーリンングで5アイアンを打てば、良い結果が生まれことになります。
絶対強度の計算式
シャフトに置ける「絶対強度(G)」の定義は?
シャフトの長さ×(振動数cpm)=「絶対強度(G)」 になります。
実際に計算してみる・・・ドライバー45インチ×(259(振動数cpm)は=「絶対強度(G)11250」になります。
クラブ調和の計算
クラブのハーモニーの方法は以下の計算で求める事ができます。以下のクラブの絶対硬度は「10890(G)」になります。
番手 | 長さインチ | CPM 振動数=硬さ | 絶対強度(G)の計算式 |
1Wドライバー | 45 | 242CPM | 45×242=10890(G) |
#5W | 41.5 | 262CPM | 10890(G)÷41.5=262CPM |
#4アイアン | 38.5 | 282CPM | 10890(G)÷38.5=282CPM |
#5アイアン | 38.0 | 286CPM | 10890(G)÷38.0=286CPM |
#6アイアン | 37.5 | 290CPM | 10890(G)÷37.5=290CPM |
#7アイアン | 37.0 | 294CPM | 10890(G)÷37.0=294CPM |
#8アイアン | 36.5 | 298CPM | 10890(G)÷36.5=298CPM |
#9アイアン | 36.0 | 302CPM | 10890 (G)÷36.0=302CPM |
#PWウェッジ | 35.5 | 306CPM | 10890(G)÷35.5=306CPM |
ドライバーを基準にハーモーニーされたクラブセット、ドライバーの絶対強度(G)をベースに計算し(振動数(CPM=硬さ)を出します。
バランスよく同じスウィングで打てば思い通りの飛距離と方向が出やすくなります。
一つの例としてドライバーの長さと、P/Wまでの差や重量はヘッドスピードによって決めると良いでしょう。
しかしアイアンは少し重めがオススメです。
番手 | WOOD1 | WOOD3 | WOOD5 | #4 | #5 | #6 | #7 | #8 | #9 | P/W |
振動数 | 240 | 254 | 160 | 281 | 284 | 288 | 291 | 295 | 300 | 304 |
長さ | 45 | 42.5 | 41.5 | 38.5 | 38 | 37.5 | 37 | 36.5 | 36 | 35.5 |
絶対強度 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 | 10800 |
ヘッドスピードとクラブ重量
ドライバーを例にした場合・・・大体の目安は?ヘッドスピードとドライバークラブ重量の目安です。
ヘッドスピード36~39m/cの適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | 普通 | 普通 |
260g | 270g | 280g | 290g |
少し重い | 重い | かなり重い | 非常に重い |
300g | 305g | 310g | 315g以上 |
ヘッドスピード40~42m/cの適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | やや軽い | 普通 |
280g | 280g | 290g | 300g |
少し重い | 重い | かなり重い | 非常に重い |
310g | 315g | 320g | 3125g以上 |
ヘッドスピード43~44m/cの適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | やや軽い | 普通 |
290g | 300g | 305g | 310g |
少し重い | 重い | かなり重い | 非常に重い |
315g | 320g | 325g | 330g以上 |
ヘッドスピード45~46m/cの適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | やや軽い | 普通 |
300g | 310g | 315g | 320g |
少し重い | 重い | ||
325g | 330g |
ヘッドスピード47~49m/cの適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | 普通 | 普通 |
310g | 315g | 320g | 325g |
少し重い | 重い | ||
330g | 335g |
ヘッドスピード50m/c以上の適正クラブ重量 | |||
非常に軽い | 軽い | 普通 | 普通 |
315g | 320g | 325g | 330g |
重い | |||
335g |
クラブの重量の差ドライバーからS/Wまで
メーカーによって、多少の違いがありますが・・・
ドライバーを基準にした場合、クラブ重量とサンドウェッジのクラブ重量差は、12段階の重量差を10g~20gが適正と言われております。
同じメーカーの同じシリーズで揃えれば、長さと重さは、そろってくるはずですが、自分でカスタマイズしてメーカーを変えた場合など、重量のバランスを取らないとショットが乱れます。
ドライバーが300gの場合、3Wが320g、5Wが330g、1番手10g~20gの重量差に収めるようにしましょう。
ドライバーが一番軽く、ウェッジが一番重たくなります。1番手、短くなるに従って、だんだん重くなるのが正常です。
ユーティリティなど、別途に購入の際は気をつけないと、3U、4Uが5Wより軽いといったことが起こります。
場合によっては、アイアンよりユーティテーの方が重いことがあります。特にドライバーとアイアンの間のクラブ、FWとUTのクラブ重量に注意しましょう。
重さや、長さが、バラバラになる可能性があります。
クラブの重量 | |||
---|---|---|---|
クラブ | 重量 | 重量差 | |
1W ドライバー | 315g | — | |
3W スプーン | 334g | 19g | |
5W クリーク | 353g | 19g | |
U3 ユーティリティー | 380g | 27g | |
U4 ユーティリティー | 384g | 4g | |
5I アイアン | 427g | 43g | |
6I | 434g | 7g | |
7I | 441g | 7g | |
8I | 448g | 7g | |
9I | 455g | 7g | |
PW | 459g | 4g | |
AW | 466g | 7g | |
SW | 475g | 9g |
シングル入りしたらクラブ全体のハーモニー(調和)をチェックしましょう。僕はアイアンも番手間で、7番アイアンが160ヤード飛んでいたのを・・・
150ヤードにし、Pウェッジを120ヤードだと飛びすぎていたので100~110ヤードしたり番手の距離感を調節したりしていました。
また飛ぶようにロフト角を立てると・・・グースになって顔つきが変わりますのでシッパイも多くあります。
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