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ゴルフ メンタルトレーニング、使う言葉に気をつける

ゴルフメンタル

ゴルフほどメンタルが及ぼすスポーツはない。

朝一のティショットを真っ直ぐ飛ばそうとすると
真っ直ぐいかない。

池がらみのホールで池に入れたくないと思うと
池に入り・・・・

これを入れれば80を切れると思うと60センチのパットが
入らない。

こんな具合でゴルフほどメンタルが及ぼす影響を受ける
スポーツは他にはないと思えるほどです。

スポーツでトップを目指すアスリートにとってフィジカルな
トレーニング以上に欠かせないのがメンタルトレーニングです。

例えばプロテニスの錦織圭選手は、試合の流れが悪くなると
タオルを取りに一旦コートの外に出ます。

そのわずかな時間にメンタルをリセットして、試合にのぞむと言います。

先日そういえば世界卓球の日本女子や男子チームをテレビで初めて
見たのですがタオルをよく取りに行く光景を目にしました。

このちょっとした(間)の取り方でメンタルがリセットできるのだと
感じました。

ゴルフ メンタル

ゴルフは他のスポーツと違って、次にボールを打つまでの時間が
長く、その間色々考えてしまいます。

それが、かえってメンタルに影響を及ぼすのです。

またゴルフは試合中にコーチのアドバイスを受けることはできません
一人で克服しなければならないのです。

タイガーウッズが実践した10秒ルールが有名ですが
失敗の後怒りがこみ上げてきても10秒たっら忘れる
(リセット)すると言うものです。

よく次のホールに行く間1から10を数えることで気持ちを
リセットすると言われていて、僕も実行していました。

このよう言われていましたが、この10秒ルールは
怒っても良いと言う風に変わったそうです。

信じられないミスをして、怒りを我慢してストップすると
その行為が蓄積され良い結果が得られないからだそうです。

 

使う言葉に気をつける

日本においてもメンタルトレーニングという言葉が盛んに使われ
スポーツ選手達も毎日の練習や試合に取り入れるようになってきました。

メンタルで大切なのは考え方なのですが・・・実は使う言葉が
最も大切なのです。

言葉は(ことだま)と言われてる通り、我々が使う言葉は
考えている以上にわれわれの行動に及ぼす。

なぜなら僕たちは、話している言葉を聞いてるからです。

僕らの耳に入ることは、僕らの思考と感覚、そして行動に
直接影響を及ぼします。

僕らが自らについて語る言葉は、僕らの精神状態に最も
強い影響力を持ちます。

全ての他人意見よりはるかに重みがあるからなのです。

もし僕が「1番ティに向かっているゴルファーを指差して
「彼のゴルフは、なってないね」などと聞こえよがしに

言ったとすると、そのゴルファーは、一体どんなティショットを
するだろうか?

大したショットは期待できないと思う。

同じように自分のパッティングについても否定的な
言葉をつぶやき続けていたとしたら、己に対しても
ナイスパットはまず期待できなくなります。

そのようなマイナス思考からは、まずい結果に対する
恐怖が生まれるから、失敗を恐れるために体がの動きは

ギクシャクし、ボールを両手で誘導するような、ためらいがちな
ストロークしかできなくなるのです。

 

そして結果は、自分が心配していた通りのミスパットに
なります。

結果として否定的思考のサイクルにさらにのめり込んでいって
しまいます。

 

このサイクルを断ち切る最善の方法は・・・?

自分の言語習慣を変えることです。

メンタルは先に心理的影響があるのではなく
心理に与える影響は「自分が考える」言葉なのです。

知り合いとゴルフをしていて、よくバーディパットの時
「そのパット入れると、連続バーディーだよ」、「左OBだよ!」と

言って邪魔をする人、2〜3ホール後、自分がそのような場面で
ミスすることになります。

これは潜在意識の中に、自分が言った言葉が影響するからです。

またいつもプレーしていて同じホールで、同じミスをして
いませんか?

それはそのホールに来ると、頭の中で「ここはいつも左OBが出るんだよな〜」
「左に打たないようにしよう」といった言葉を頭の中で、
つぶやいてしまうから・・・

結果的にOBが出てしまいます。

 

人間の脳は否定的な言葉を実行してしまう

「池に入れたくない」と意識していると池に入れてしまう。

「ヘッドアップするな」と意識していると、
ヘッドアップをしてしまうなど、人間の脳は「~するな」という

否定的な言葉をイメージすると、避けたいと思い、知らないうちに
体が硬くなり正しい動きを実行することが難しくなるのです。

ですから「ヘッドアップするな」と言ったような否定的な
言葉をイメージするのではなく

「ボールを見続ける」と言ったような「肯定形」
意識をするのです。

左OBが嫌なら・・・「左に打ちたくない」ではなしに
フェアウエイ右サイドのラフとの境目を狙って打つ・・・

と言ったように「肯定的」な言葉でイメージするのです。
まずは狙った場所に集中するのです。

くだりのパットを強く打ちすぎて、返しのパットを「強く打とう!」
と思っても中々強く打てません。結果的にショートしてしまいます。

それは気持ちが怖がっているからです。

 

自分の体は命令によって動く・・・?

人は手や足を動かす時に、脳からの指令を筋肉に伝える
神経システムを使います。

ですからこの筋肉は命令がないと動きません。

これに対して呼吸や内臓を動かすのは、神経システムは
命令なしで動きます。

体を動かすのは筋肉、その筋肉の動き方は脳から司令信号
によって決定します。

脳から正しい司令が伝わらないと体はうまく動かないのです。

簡単に言えば自分自身、および自分の行動に関してさほど
否定的でない言葉を使うという、強い意図を持つことが
最初のステップになります。

また否定的な言葉を思わず口走ってしまった自分を必要以上に
激しく責めてもいけません。

そのような判断を下すと、自己を余計に否定的に見ることになって
しまいます。

初めはコース上で何かを口走った回数だけでも記入
しても良いでしょう。

もちろん他人を批判する言葉遣いも控えるようにすると
いい。

全体として否定的な環境を作り出すのは、誰にとっても
決して良いことではないのです。

 

メンタル術

朝一のティショットのように緊張した状態の時は
緊張を取るようにすることが大切です。

人それぞれ色々な方法があると思いますが「深く深呼吸をする」
もしくは重いクラブを2本ぐらい持って、素振りを思いきりして、
筋肉の緊張を取るなどします。

過度の緊張状態の時、「水を飲む」のも効果的と言われています。

それは、水と一緒に酸素も体に入っていくので、脳に酸素が
届きスッキリして体の緊張が取れるからだといいます。

また練習場で良いイメージで飛んだことを想像し
「これで手が思うように動くぞ」と言い聞かせるのも
良いでしょう。

自分の心を、ある程の緊張とリラックス状態を均等に
(心と体が一体化)することです。

「緊張状態」でも良いパフォーマンスを得られませんし
「リラックス」しすぎても集中力がなくなりミスが出ます。

ゴルフはいかに平常心を(心と体が一体化)状態を
作り出すかが良いプレーができるかどうかになります。

平常心を作り出すためにゴルフでは「ルーティン」と言った
動作を取り入れているのです。

 

平常心を作り出す

どんなに自分に対して腹がたっても、自分を否定するような
言葉遣いを慎むことができるようになってくると、

ストロークの内、うまくいった部分を良しとして評価し、
今度は否定的な言葉を何かと前向きに取り組むことを

可能にするような言葉に置き換えられることができるよう
になります。

つまり「あのパットを右に押し出す何て、まるっきりバカ丸出し」
などとは言わずに・・・

「あのパットのストロークは、ペースは完璧だった自分の読みを
信じて、一旦決めたら目標めがけて迷わずストロークできれば、
パットを押し出したり引っ掛けたりする癖は必ず治せる」と
言えるようになる。

ゴルフは自分に、このように語りかけることができるゴルファーは
正しい方向に向かって進めることができるのです。

「00さん、これが入れば3連続バーディーだよ、3連続
バディーを取ったことある・・・」と言われて

ほとんどの人はこの結末は想像がつくと思う。
彼のパットは入らなかった。

人の言葉が気になって、「気にしないと言い聞かせても」
その日の最悪のストロークをしてしまうのです。

パットの持つ意味、つまりストロークの結果を重要視すれば
するほど、通常、プレッシャーのかかった状況下における
プレーは損なわれます。

結果を重要視しすぎるから、「ルーティン」に専念できなくなり
自分が果たして最高のストロークができるかどうか自信が

持てなくなり、心は現時点に集中しきれなくなります。

目先の可能性、つまりワンパットでカップインすることに
こだわり始める。

良い結果に対する希望と、惨めな結果に対する恐怖に
心奪われてしまうのです。

不安になるから、さらに用心深くなり、そしてこんなことを
考え始める

「テークバックは確実にゆっくり取ること、頭を残せ、
そしてフォロースルーは確実にライン上でヘッドを走らせる」

このように考えてしまうと手が震えて、まっすぐ引けないのです。

不要な自意識を呼び起こすことによって、スムーズで
伸びやかなストロークを不可能にしてしまうのです。

  • “そうしないと、何かよくないこよが起こる”
  • ”〜することが必要だ”
  • ”〜しなければならない”
  • ”確実に〜すること”

 

などは、すべてゴルファーにとって
有害な表現です。

“このパットが入ればどうなる”と自分に語り始めたら
直ちに警報を鳴らすべきです。

すぐに口をつぐんで、先のことに対する期待とは無縁の
自分が置かれている現時点の状況を冷徹に考察することばに
切り替えることです。

例えば、自分自身に、こう語りかけるのです。
「目の前にはボールがある。その先にあるのは1,5メーターの
グリーンとカップ、そして僕は今まで何回も沈めたことがある」

その後、普段通りのルーティンを行い、ボールに最高の転がり
与えれば良いのです。

または、一回パットのセットを外して深呼吸など(間を)
とるのです。すると不思議に気持ちをリセットできます。

卓球選手や、テニスプレーヤも(タオルで汗を拭いたり、靴の
紐を締め直したり)するのは気持ちのリセットと相手に対して流れを、
つかませない(間)なのかもしれません。

アマチュア・ゴルファーはプロのパットのような、高い非現実的な
高い基準にしてしまいがちですが、テレビはプロが最高のパットを
した所だけをピックアップしています。

参照:禅パッティング
より

アマチュアのパットの、入る確率を知っているだろうか?
このことを考えると、パットを外しても何の問題もないのです。

気楽な気持ちでパットに望めば楽に入るのです。

 

 

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