ワッグルをする意味とその効果は?
ワッグルは、主にショットを打つ直前に、クラブヘッドを左右に軽く動かす動作の事を言います。
ワッグルのやり方は・・・?
セットアップの体勢を取った状態で手首と前腕部を前後に小刻みに動かす事によって、アドレスの体勢でクラブヘッドを動かす動作のことです。
ワッグルを大きくするプロもいます。実際のテークバックと同じ動きをスローモーションで
行う、(ハーフスイングに行く手前くらいまで)プロも多くいます。
目次
スポンサーリンク
ワッグルにはどんな効果があるの?
メジャーチャンピョンを何人も育てたレッスンプロパーヴィー・ペニックは、この動作をすることで、2つの効果があると言っています。
ワッグルは小さなスフィングと同じで実際のスウィングチェックにもなります。
テークバックでクラブヘッドをインサイドに引きやすい人は真っ直ぐ引く動作をしたり、クラブフェースを開きやすい人は開かないような動作をチェックできます。
ベン・ホーガンは・・・
このワッグルについて、「やりすぎは良くない、感覚を掴んだらスグにスウィングをするべき」と言っております。
「神の子」と言われた セルヒオ・ガルシアは、当初 ワッグルが多すぎて避難を浴び、苦労して直した時期がありました。
やる過ぎると、中々辞められず、続いてしまうのです。
手首の力を抜く
ワッグルをすれば、手と腕(そして体全体)の筋肉が和らぎます。スグにでもスウィング出来る状態に維持しておけます。
ヘッドスピードを上げるためには柔らかなな筋肉が必要になり、硬く緊張した筋肉は早く動かすことができません。
また、良くプロはグリップを緩めに握るといいます。緩めに握ることで、手首の動きも良くなります。しかしグリップは、ゆるめと言ってもクラブをコントロール出来るぐらいの強さは必要です。
この力加減は、中々人との感じ方が違い自分で会得するしかありません。アドレスで出来た手首とクラブシャフトの角度をキープ出来る程度とか?
10の強さが一番強く握ったとしたら・・・5~6程度にゆるめる、強さなど色々言われておりますが、感覚的なことなので言葉での表現は難しいです。
いずれにしてもワッグルした時点で自然と指にはある程度の力は入ります。
問題の大半は?
スウィングに関する問題の大半は、セットアップからスウィングの初期段階で犯す過ちに起因します。ですからクラブを正しく握る練習をして、ワッグルをする時の感じに、慣れることです。
アドレスして、交互に左右の足へと体重移動しながら、肩の力を抜いてクラブヘッドを左右に小さく動かします。
ショットの前のルーティーンとしてワッグルを行う人も多く肉体的、精神的にショットの準備をします。
ワッグルの際のもう一つのコツ
ボールに向かって立ったら、両腕を肩から自然に垂らし緊張をほぐすこと。クラブヘッドは両手でリードすること。
ここで味わってほしいのは、腹筋を緩やかに動かす事によってワッグルを行っている感じだ。
ワッグルと同時、体重は右に小刻みに移動し、体全体が始動体勢に入るのを感じ、体と腕とクラブの、この微妙な動きスウィングに必要な全身の動きを作り出す、手助けにするのです。
また、手や腕に力が入っているとクラブヘッドの重みが感じられません。
ワッグルの中でこのクラブの重みを感じることもスウィングをスムーズにリズム良く振るのに役立ちます。
ワッグルでスウィングのリズムを掴む
ワッグルはリズムがないと振ることが出来ません。速くしてしまうと、そのスピードにつられてスイングのリズムも速くなり、せっかくのワッグルの意味がなくなります。
ワッグルを効果的に使い、スムーズに振ることでショットの質を上げることができ、緊張した場面ではリラックス効果になります。
マイク・ウェア選手のワッグル動画
例えばカナダ人プロゴルファーのマイク・ウェア選手のワッグルは一般的なワッグルとは異なり、打つ前にクラブヘッドを比較的大きく1、2回引くような動作です。
また、ジャック・ニクラウスも比較的大きめなワッグルをしていました。そのさいニクラウスは、足を同時にバタバタと動かしていました。
ニクラウスはワッグルと同時に体重を左右に動かすことで下半身が緊張しないようにしていたものと思われます。
下半身も動かしながらワッグルを行うと、全身の緊張を解せ手元だけのワッグルよりスムーズにスイングできます。
このようにリズムをとる事でバックスウィングの始動のリズムが、良くなり、正しいスウィングプレーンを描くことが出来るのでしょう。
ワッグルをさらに大きくして、それに状態の緩やかな回転を加えて正しいスウィングが自然に出来上がります。手と腕とクラブに関する限り、これでバックスウィングは完璧です。
ー スポンサード リンク ー