組み合わせはどのようにして決まる、その影響は？

2018年マスターズは、日本人選手5人、松山英樹、宮里優作、池田勇太　小平智ら
4人が決めた。

では普通予選の組み合わせは、どのように決められるのだろう。

多くのトーナメント観戦者は、お目当ての選手のスタート時間を
チェックするはず。

 

「朝早いスタート時間で、１番ティーオフに間に合わなかった」
また練習場でお目当ての選手の練習を見るこ事ができないなど
経験された方もいるのではないでしょうか。

 

では、プロゴルフトーナメントの予選ラウンドの組み合わせ
（ペアリング）やスタート時間は、どうやって決められるのでしょうか？

マスターズでの組み合わせの考え方

まず出場全選手を成績や実績を基に３つのカテゴリー（Ａ・Ｂ・Ｃ）に分けます。

できるだけ同じカテゴリーにいる選手同志を組み合わせます。その際には昨年度の大会、あるいは２週連続で同じ組に
ならないように配慮します。

スタート時間についは選手にとってもとても大切です。ちなみにシード選手や実績のある選手は、いい時間帯にスタートできますが、予選会組や実績のない選手は早朝か午後の遅い組に回されます。

 

多少、運不運がありますが、そこは実力の世界いで良い時間帯に
スタートしたければ、成績を上げていけば良いわけです。

 

視聴率や注目度を考え、特定の組に注目が集まるよう
意図的に選ばれます。

 

この様な原則のもと、視聴率や注目度を考え、特定の組に
注目が集まるよう主催するゴルフ協会やスポンサー、テレビ局、
運営会社側で話し合いで決まります。

 

マスターズの組み合わせは、パトロンが喜びそうな
粋なはからいをすることでも有名です。

選手にとって最大の関心事は・・・？

「同伴プレーヤは誰か？」は、プレーヤーにとって
予選ラウンドを誰と回るか、その組み合わせによって
運命が決まると言う人もいます。

 

プレイヤーは、組み合わせを見た途端「いい成績が出せそう」とか
今週は「ダメかも？」といった印象を持つそうです。

予選は２日間に渡って、長い時間、一緒にプレーしながら
過ごすわけですから、組み合わせが自分自身のプレーに
非常に大きな影響を与えるのはうなずけます。

それはなぜなのでしょう？

本来は、自分のプレーに徹すればよいのですが
人間ですから、相性と言ったものは必ずあります。
また影響を受けないようにしていても心理的に

 

影響されてしまいます。

 

一つの例として、一番嫌われるケース・・・？
僕らもそうですが、「プレーが遅い選手」が最も嫌われます。
自分のリズムが崩れてイライラするばかりではなく
下手をすると、ペナルティまでつけられることがあります。
これのケースは深刻です。

 

プロトーナメントでは、１ホール毎、更に１ラウンドに許される
プレー所要時間が定められているからです。
ここの事を「タイムパー」と呼んでいます。

 

この「タイムパー」をオーバーし、かつ前の組との間隔が開くと
競技委員から「警告」が入ります。

 

改善されない場合は「プレー時間の計測」に入ることになります。

これは自分がいくら早くプレーしても同伴競技者のプレーが
遅ければ、その組の全員が計測の対象となってしまうのです。

各選手の各ショットに許される時間は40秒〜50秒です。
それをオーバーすると罰打だけでなく罰金も科せられて
しまいます。

 

もちろん計測に入られた組の選手は「まずいな」という
気持ちになり、例外なくあせってしまいます。

こうなると、自分のプレーのリズムが狂い相手が遅い分自分が早くしなければと言いた事になってしまい自分のプレーどころではなくなってしまうのです。

選手が喜ぶ組み合わせ

もちろん選手によっても違いますが、プレーがリズムよくプレー時間の理由から、プレーの早い選手と回りたがる人は多いと思います。

日本人選手に取っては、言葉が通じないことが逆に自分に集中できるなどといったこともあります。もちろん自分たちのグループのプレーが早すぎて前の組が遅いのも、毎ホール、毎ショット待つことになりこれもリズムが崩れやすいです。

「スコアカード提出順序」もゲームプランの一つ?

予選通過し決勝ラウンドに入ると、今度はスコアの良い順番に
組み合わせを決めていきます。

 

同スコアだと「スコアカードを先に提出した選手が遅い組」
になります。

 

ですので、相性の良くない選手と同じ組にならないように
スコアカードを考えて後から提出するケースもあるようです。

参考資料：：日本経済新聞記事

マスターズ膝上選手紹介リンク

マスターズ出場選手紹介 写真入りです。
テレビ観戦について、マスターズこコースはすべて
花の名前がついています。
例えば・・・？
1番「 ティー・オリーブ」（キンモクセイ）445ヤード(4)
2番「ピンク・ドッグウッド」（桃色ハナミズキ）575ヤード(5)
3番「 フラワーリング・ピーチ」（桃の花 ）350ヤード(4)
4番「フラワーリング・クラブ・アップル」（野生リンゴの花 ）240ヤード(3)
5番「マグノリア」（モクレン ）455ヤード(4)

 

日本選手4人が出場します。今年は楽しみが多いです。