バンカーショット
バンカーショットの基本を身につけたら、コース状況によって
スタンスや、スイング、フェースの開きなど応用が必要になります。
バンカーの状態や ライは 毎回 異なるのが普通で、バンカーショットの
知識や経験不足が脱出を難しくしています。
バンカーに入れてしまうと、ペナルティーと考えている人が多いと思いますが、
状況に応じて打ち方が、わかってしまえば実はバンカーからよせてワンパットも
実はそう難しいことではありません。
目次
バンカーでの状況判断と心構え
グリーン周りのバンカー・ショットは 砂が飛び散るパワーを利用して ボールを
柔らかく 宙に浮かすように打ちます。
しかしバンカーの砂の状況によっては、打ち方を考えなければいけません。
砂の中に足を ツイストさせて 少し埋めるようにスタンスを取りますが
その時に砂の硬さや、両足の沈み具合によって、やわらかく深くもぐりやすいか
又は砂が少なく、雨上がりで砂が硬くないか、によってバンスのきかせ方や
スイングスピードを変えて飛距離を調節する必要があります。
特殊な例として、ボールが目玉状態の時にどう打つか・・・・?
またフェアウェイバンカーの打ち方も、知識を知るだけでうまく打つことが
できます。
グリーン周りバンカーの状況
柔らかい砂の対応
柔らかな砂のバンカーでは、下記図のように クラブ・フェースを開き、
ボール手前 5 – 7cm の所にヘッドを落とし、ボール前後と下の砂を 飛ばして、
その砂の力で ボールをターゲットの方へ飛ばす気持ちで打ちます。
A) フェースを開くと言うことは、あくまでも基本はターゲット方向に
向け、体を開きます。
B) 両つま先や肩など、フェースを開いたぶん、体の方向を開きます。
C) スイング方向は両足つま先方向に振りぬきます。
D) ボール位置は基本、左足よりに置きます。
ピンまで飛距離がある場合は・・・・?
アイアンの番手をサンドから、アプローチに変えてフェースを開いて
バンスを使いボールの後ろ7センチ位の所をよく見て、砂を少なめに
取るようにしてヘッドスピードを上げて一気にフォローまで振りぬきます。
注意点はボールを見つめると、直接当たってしまうので見ないことです。
硬めの砂の場合は・・・・?
硬めの砂の場合は フェースをあまり開かずに、クラブヘッドが跳ね返されない
ような入射角で砂にクラブを入れることがポイントでです。
湿って硬めの砂では 逆に バウンス角の少ないアプローチウエッジや、
ピッチングウエッジを使い、砂にきちっとクラブが入るように打ちます。
ただし、このような場合は ボールの弾道が低めになること、また
バックスピン量が減って 落ちてから良く転がるボールになリます、
そのことを考慮に入れて打ちます。
左足下がりの打ち方
左足下がりのバンカーショットは非常に難しく、バンカーショットで
普通のアプローチの左足下がりのライよりも難易度は高くなり、
プロでも苦戦します。
また大抵の場合、左足下がりのバンカーショットになる状況はバンカーの
手前(グリーンから遠い側)や、グリーン奥のバンカーは全体的にグリーンに向かって
下り傾斜になっているケースがおおくなります。
またグリーンも下りになるケースが多く高さのあるショットが
必要になり、ボールを上げにくいだけに難しくなります。
ですから、まずはピンによせようと思わないで、バンカーからの脱出を再優先すべきです。
左足下がりの打ち方のポイント
左足下がりのバンカーショットは少しスタンスを広めに取り、姿勢を低めにして
足をツイストして砂に潜らせ、足場をシッカリさせます。
大切なことは足場が固まったら傾斜に沿って立ち、クラブフェースはオープンに
構え、体重は左足にかけます。
ボールを上げようと思わず傾斜に沿って思い切り良くボールの手前7センチ
ぐらいを見つめて振ります。
フニッシュは傾斜に沿って低いフィニッシュで止めます。
ボールの高さはフェースの開き具合、スイングはオープンスタンスの
両つま先にそって体重移動しないように振ります。
左足上がりのバンカーショット
左足上がりの状況は、どのバンカーでもアゴに近いところにボールが止まる時
ほとんどの場合は左足上がりのバンカーショットになります。
ボールは高く出やすいので構えと打ち方さえ知っていれば出やすい
ショットになります。
左足上がりのバンカーショットの基本は・・・?
傾斜に沿って立つことと、右足体重のまま、フニッシュまで振りぬく事です。
左足上がりのバンカーショットは元々ボールが上がりやすいライなので
平坦なライに比べて距離は出にくくなります。
場合によって飛距離が欲しい時は、サンドウェッジからアプローチウェッジ
もしくはピッチングウェッジに変えます。
前上がりバンカーショット
つま先上がりの、バンカーショットも難しいことには代わりはありません。
そのわけは、ボールの位置が足元より高いせいでインパクトで予想以上に
砂を取る結果となり距離が思うように出ないからです。
急斜面に止まったとすると目玉状態ですので、その時は目玉状況の打ち方にします。
殆どの場合は緩やかな傾斜で止まっていると思いますので、
アプローチにところでも説明しましたが、ボールの手前5~7センチを見つめて、
傾斜度合いによってボールの上ぐらいに浮かせて構えます。
そうすることで、ちょうどよく砂を薄く取れうまくいくはずです。
状況としては、ダフリやすい状況と左にボールが飛びやすくなっています。
そのことを考慮してスイングします。
前下りのバンカーショット
バンカー内でのつま先下がりは、場合によってスタンスがバンカー内に
取れないケースも出てきます。
いずれにしても、スタンスを広くして下半身をどっしりと構えるようしましょう。
下半身が動きすぎると、安定したインパクトを迎えることができません。
そのため、ダフリ、トップ、ホームランと、さまざまなミスショットが生まれる
危険性が高まります。
どうにかして、下半身は踏んばるようにして、体が起き上がらないよう気をつけます。
前傾姿勢を保って打つことが大切になります。
フェアウェイバンカーの打ち方
フェアウェイバンカーは特別なコース以外アゴはあまり高く無いと思いますが
確実にバンカーのアゴを越えるクラブを持つことです。
飛距離も欲しいところですのでクラブ選択が大切です。
高さのある障害物は、クラブフェースを地面と平行にしてみて、
シャフトの挿す方向が高さになります。
シャフトの方向が障害物を完全に超す高さを向いていれば、そのクラブは選びは
障害物に当たらず脱出することができます。
高さは少し余裕を見た番手にすることです。
スイングは、足場をツイストして少し砂に潜らせ、左足外側の砂が高く
なるように足場を固めます。
構えは足場がボールより少しもぐった分、低い位置にありますので、
前上がりの打ち方と同じようにボールの上にクラブフェースを
構え、トップしても良い気持ちでスイングすると、クリーンに
ボールをヒットできます。
バンカーを攻略出来ると、深いラフより簡単に攻めることができます。
まずは練習して感覚を掴んでください。
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